スーパーシルバーサディスティックサイケデリックサスペンスサイコパスドラマ「やすらぎの刻 道」

こんなにもSが似合うドラマもなかなかない。私、大学生。とにかく「やすらぎの刻 道」にハマっております!前作「やすらぎの郷もハマり倒してた訳ですが、前作にはないパートそれは「道」ですね。今回はそんな「道」の素晴らしさを不真面目にそして真面目に語りたい!!!

 

帯ドラマ劇場何故か出まくってる清野菜名。。。そして全部なんか嫌な奴。。。ええんかこれで。。。

・前代未聞の脳内劇!!

このドラマは話すとややこしいのだが、「脳内劇」である。「やすらぎ」主人公の菊村栄の脳内劇。だから、清野菜名さんが主役なのは「昔の不倫相手」だから。。。まぁそんな感じ。そして、このドラマは一年間描かれて現代までいく。最終的には「やすらぎ」出演者が多数出演するはずだ。これ、ボケた視聴者は理解できるのか!?。。。

 

・正しい権力濫用の妙なリアリティ!!

倉本聰さんこの方に文句出せる人はなかなかいないんじゃないかと。その結果、戦争を扱う作品においてあんまり触れにくい話題がジャンジャン出てきてるのだ。「やすらぎ」でも皆さん大東亜戦争と呼ぶし、「満人」「治安維持法」が取り上げられる。そして、あんまり聞いたことない主人公が戦争賛美。愛国婦人なのである。これが圧倒的な妙なリアリティを生むのだ。一方、時代検証はガバガバで、どう考えても虚偽というか誇張が過ぎるシーンも多い。なんか、普通の戦争作品で頑張るところは頑張らず、タブー的にあんまりやりにくいところをやってしまってる感が堪らない!!

 

・ドラマチックではなくドラマ。倉本聰が伝えたいこと。

菊村栄が書いた体だが、勿論本当に書いているのは倉本聰さん。倉本聰さんの哲学を菊村栄を通して視聴者に伝えてますよね。今の多くのドラマはストーリー重視すぎて人が描ききれてないといいます。ドラマが描くべきは人です。その登場人物がどんな人生を送りどんな性格でどんな価値観を持っているかしっかり設定するべきなのです。それを樹木に例え、「根のない木は立たない」という。まぁ、老害ちゃ老害なのだが、私は正しいと思いますよ。

 

はい!ネタバレになりすぎない感じで書いてみました。細かいストーリーまで含めば語りたいシーン山ほどあるんですけどね!まぁやめときます。とにかく、戦争経験者が戦争を描くドラマはこれでもうお終いじゃないかなぁ。これは本当貴重な経験になります。シルバードラマと呼ばれますが、若い人ほど観るべきだと思いますね。倉本聰ファンといえば蛍原徹さん。アメトーーク宮迫さんがいない今こそ「やすらぎ芸人」やってみてほしい!!!頑張って!!