ブス・デブいじりについての考察〜テレビと現実を一緒にする奴が悪い〜

今の時代、ポリコレ的な感じで「身体的特徴を蔑むのは許されない」風潮が蔓延しています。とりわけテレビ、主に芸人の「デブやブスといったイジリ」を笑えないという人も多い。本日はそんなブス・デブいじりを考えてみよう。

 

 

誠子さん普通に可愛いよな。。。

 

・そもそも美人の概念が気にくわない

まず、私がデブブスいじりが好きかどうかというと嫌いです。デブでもブスでもいいじゃないですか。そういう風に生まれてきちゃって整形でもしない限りどうしようもないんだから、その方が日々頑張って生きているのだから、当然これは美しいに決まってるじゃないか。私は人にデブとかブスとか一昨言いません。

が、デブとかブスの概念があるのはまず「美人」の概念があるからじゃないですか?いかにもこれが正解かのように所謂「美人」が世に蔓延ってる。細身で西洋によくいそうな顔立ちの人が「モデル」と称して、みんなそれに憧れて近づこうとしてる。その基準から遠い人がブスと呼ばれる。別に太ってる細目の人に憧れていてもいいじゃないですか。美人もブスもない。みんな違ってみんな美しいんだと思えばまだ生きやすくなると思うんですがね。

 

・善と偽善の混在

本当に「身体的特徴に触れるのはいけないよね」と思っている善意の人と、「そんな事言ったら嫌われるに決まってるから言わないよ」という偽善意の人が混在してるのがややこしいですよね。アナウンサーでもキャビンアテンダントでも「美人」とされる人ばっかり。「渡辺直美可愛い〜」と言いながら体型を近づこうとは全くしない奴が殆ど。完全に別物として扱い、憧れはするがなりたがろうとはしないというところですか。そりゃ健康的にはそれでいいと思うが、本当にリスペクトしてるのか世間体を意識して内心馬鹿にしてるのか、なんなんだ。

 

・芸人のデブ・ブスいじりをどう思う?

芸能界と一般社会は全く違うんだという認識を持つべきですよ。私は芸人のデブブスいじりを良いとは思えないです。しかし、デブとブスを売りにしてる方は確かにいる。そういう方はおそらくそれで学生時代に苦労したんじゃないかなぁ。芸人になって、デブやブスである事を弄ってもらってお金を得る。虐げられてきた事をプラスに変換できる業界は芸能界くらいですよこれでもしデブブスいじりの一切を禁止されたらそういう方は新しいアピールポイントを考えなきゃならない。で、内在的にまだ皆んながデブブスを馬鹿にしてるままならその方にマイナスでしかない。明石家さんまさんはよく未だにデブブスいじりをしますが、「個性死んじゃうよ!」とかいいますよね。身体的特徴をその人の素晴らしい個性だと捉えていて讃えるつもりで強調するように弄ってるのだと私は認識してますが、どうですか。愛でもって接していると。一方、一般社会でデブブスである事によりお金が増えるのはまずないですからね、そりゃ駄目ですよ。芸能界と一般社会は違うんだという認識をもっと持ちましょう。

 

まぁ、色んな意見あるし、私も的外れな事たくさん書いたと思います。芸術ってやはり綺麗にだったり強調して描こうとするもんじゃないですか。それをポリコレ的にアウトだとするなら対立を生んで、むしろ反権力的な側面を失ってかえって逆効果な気もするんですけどね。「身体的特徴を弄るな」じゃなく「全てが等しく美しいんだよ」の方面がいいような気がするんですね。じゃ、お前はなんだって?そりゃ可愛い子とイチャイチャしたいですよ。一番は、人間が高尚な生き物のような考えがいけない。自分が生きているうちに自分の理想的な世の中になればいいが、それは諦めて少しずつ良くなっていくと信じるしかないよなぁ。多分100年後の人達も同じように思ってるでしょうね。いつの時代の人も現状に満足してないんです。100年前より今の方が良い。100年後はもっと良くなる。いつでもハングリーに生きていこうかなぁと。