漢、ヒルナンデス3色ショッピングの真髄を語る 山里亮太氏御成婚記念

山里亮太氏が蒼井優氏と結婚した。世間は驚きを持って迎えた。しかし、私にとっては当然の出来事だと思っている。そう、それは彼がヒルナンデス3色ショッピングの主宰者であるからだ。君達にこのヒルナンデス3色ショッピングの真髄を語りたい。この深さは福本作品並だ、、、!

 

ヒルナンデス3色ショッピングとは?

ヒルナンデスとは平成23年度より放送されている主宰者南原清隆による娯楽系情報番組である。東日本大震災から僅か1ヶ月から開始し視聴者に笑いと情報を提供し、主宰者は立っているだけであの森田一義アワー笑っていいともを倒した事で知られている。その金曜日の1企画が「3色ショッピング」なのだ。

挑戦者は4人。井森美幸森口博子RIKACOがよく登場する。主宰者山里は徐に謎の箱の中から3つの色がついたボールを取り出す。挑戦者はその3色から任意の色の衣服を設定金額内から探すのだ。制限時間終了後、主宰者山里はあみだくじによって決められた順番通り、一人一人一人挑戦者の元へ向かう。そしてこう告げるのだ。「何色の何?」と。挑戦者はその選んだ色の衣服を紹介する。その色を選んだ者が前にいなかった場合、主宰者は「ショッピング成功」とコール。すなわち、挑戦者のうち1人は衣服を得る事ができないのだ。それを三回戦繰り返す。最後に挑戦者は得られた衣服を身に纏い登場してこの企画は終了する。

 

・弱者救済の情報性

この企画で訪れる店の品はさほど高価でない場合が殆どである。そして、挑戦者は選びたい衣服を強みを紹介する。すなわち、なぜこの商品が素晴らしいのかを視聴者に伝える事に成功しているのだ。ファッションやオシャレについて感覚の弱い者を救っているのである。真似をしやすいような配慮がなされている。

  

・価値観と心理戦

上記の通り、4人のうち1人は衣服を手に入れられない。そこで心理戦が繰り広げられる。例えば球が「白、茶、黄」だった場合、白は人気が高いであろうとリスクを避けようとする者、前までに手に入れた衣服から白を運にかけて選ばざるを得ないと判断する者など人の価値観は様々であると見せつけられる。また、ほぼ黒なのに茶と宣言して購入を図る者なども現れる。こんな人間を見せつけられる企画があるだろうか?

 

・自己との闘い

実はこの企画、勝敗はないのだ。他者が色を先に獲得して思い通りに手に入らないなどのゲーム性は存在するが、3色手に入れたものが必ずしも素晴らしいコーディネートを披露できるとは限らない。井森美幸は3色手に入れても原色が強い中国人観光客風ファッションになりがちだ。だが、あくまで個人の感覚は様々で否定するものではないと教えてくれるのだ。全ては虚無へと還る。この企画の勝敗は他者との争いではなく、自己との闘いだ。2色獲得で満足して帰る者もいる。人間の精神の研磨なのだ。

 

争いは他者を陥れてる為にあるのではない。自己の選択と肯定の為に使うのだ。そんな事をヒルナンデス3色ショッピングは教えてくれる。ヒルナンデス3色ショッピングは我々にファッションを教えてくれるだけの企画ではないと念を押して伝えておこう。山里亮太氏ご結婚おめでとう。